【はじめに】
行き先(作りたいゲームの規模)が決まったら、次は乗る列車(ツール)を選びましょう。 現代には無料かつ高性能な制作ツールが溢れています。「Unity」「Unreal Engine」「Godot」……名前を聞いたことがあるかもしれません。 しかし、選択肢が多すぎて迷子になることも。ここではSAPO_CREATE_STATION流の視点で、おすすめの「切符」を紹介します。
§1. 「エンジン」か「コード」か
大きく分けて2つのルートがあります。
A. ゲームエンジン(Unity, Godotなど)
特徴: 物理演算や3D表示など、すごい機能が最初から用意されている。
メリット: 市販レベルの見た目のゲームが作りやすい。
注意点: 機能が多すぎて、ツールの操作を覚えるだけで一苦労。「なぜ動いているか」がブラックボックスになりがち。
B. プログラミング言語(Python, C言語など)
特徴: 必要な機能を自分で書く。
メリット: 「ゲームが動く仕組み」を根本から理解できる。応用が効く。
注意点: 最初は地味な画面になりがち。
§2. 初心者にこそ「Python」を推したい理由
あえて言います。最初はPython(パイソン)がおすすめです。
特に Pygame などのライブラリを使えば、短いコードでウインドウを出して絵を動かすことができます。
読みやすい: 英語の文章に近い感覚で書けるので、挫折しにくい。
ロジックが身につく: 「もし(if)」「繰り返し(for/while)」といった、プログラミングの基礎体力がつきます。ここで覚えた考え方は、将来UnityやC++に移行しても100%役立ちます。
汎用性: ゲーム以外(AI、自動化ツールなど)にも使える最強のスキルになります。
§3. 開発環境のセットアップは「最初の儀式」
「よし、Pythonやるぞ!」と思っても、インストールでつまづく人は多いです。 これは誰もが通る「儀式」だと思ってください。
Python本体をインストール。
コードを書くためのエディタ(VS Codeなど)を入れる。
「Hello World」と画面に出す。
ここまでできれば、あなたはもうエンジニアの入り口に立っています。エラーが出てもめげないで。コピーして検索すれば、答えは必ずネットの海にあります。
【まとめ】
道具に使われてはいけません。道具はあくまで「あなたのアイデアを形にするための筆」です。 まずは無料のPythonを入れて、自分の手でコンピュータに命令する楽しさを味わってみましょう。

0 件のコメント:
コメントを投稿